《コラム的に》『政治について教えて』で話したこと②
参院選まで時間がないんでざっくり走り書きします。
後でリライトするかな。たぶんしないだろうな。
『選挙に関して』と『議員さんの頭の中』
をここでざっくり書いておきます。
すべての議員さんに当てはまるわけじゃないことはご承知おきくださいませ。
政治家と選挙
政治家さんも私達と同じ人なので
ご飯が食べられなくなることへの恐怖ってとってもあります。
彼らがお金もらえるのは議員さんやってる時だけなので選挙は必死です。
就活みたいなもんですからね。
落選したら次の選挙まで入ってくるお金はなしということになります。
落選期間中は党が面倒見たりするとこもあるんですけどね。
まぁけど国会議員だったら先生先生と言ってもらえ
色んな相談事が舞い込むわけですが
そうじゃなくなったらただの人ですからね。
天と地ほどの差があるんだと思います。
投票率は上がってほしくない
で、皆さん当選するために色々試行錯誤するわけなんですが、
一番手っ取り早いの組織票を積み増すこと。
支援してくれそうな関係団体に
「明確な利益供与にならないように」
気をつけながら支持を取り付けていくわけです。
「支援してくれたらええことありますよ」
をほのめかすわけですね。
その行き過ぎたパターンがこの例。
▼二階氏「選挙頑張ったら予算」発言波紋 野党が問題視
うーん、この。
これちなみに今年の参院選の話です。(笑)
笑われへんねんけども。
選挙シミュレーション
さてここで、有権者1万人の選挙区があって2人が出馬したとします。
投票率100%だったら、5001票以上取ったほうが勝ちですね。
投票率50%だとしたら、2501票が勝敗ラインになります。
仮に2000票の組織票があるAさんと
まったく組織票がないBさんがいたとします。
《投票率50%の場合》
当選に必要な票数は…
Aさん・・・501票 (残票の17%)
Bさん・・・2501票 ( 〃 83%)
となります。
これはBさん無理ゲーじゃないですか。
Aさんとしては組織票さえ固めておけば安泰で、
その組織にとって良いようなことを言っておけばいいわけです。
が投票率があがるとどうなるかというと…
《投票率100%の場合》
当選に必要な票数は…
Aさん・・・3001票 (残票の37.5%)
Bさん・・・5001票 ( 〃 62.5%)
となります。
ちょっとBさんにも可能性あると思いませんか?
これまで組織票を固めて勝ってきたAさんも、
それだけじゃ勝てないということになるので
そのほかの人にとっても良いようなことを言わないと当選できなくなります。
なのでAさんとしては投票率は上がってほしくないと思っています。
わりかし本気で。
有権者の数は変わらない
ここで言いたいのは組織票の良し悪しではなくて、
投票率の高い低いに関わらずこの選挙区の有権者の数はかわらないということ。
で、投票率が低ければ低いほど、
この選挙区の有権者の政治への関心が低ければ低いほど、
組織票2000票
全有権者の20%
のための政治になっていくということなんです。
だって議員さんがおまんま食べようと思ったらそこだけ取ればいいわけだから。
残り8000票もあるよー!
残りの80%のことも考えてよー!
と示すのが選挙なわけです。
だから関心を持って選挙に行きましょう。
みたいなこと言って終わりました。
とりあえずそんな感じです。
ちなみに今は、20%のための政治がされてるなー。
という気がしてなりません。
もうちょっと80%に目を向ける人を増やせればなーと思ってます。