ほぼ週刊よこやま

ある一人の友達のために始めたニュース解説記事。私の視点から見えるもの。

【東京都議選総括】

ご無沙汰しております。

予想を遥かに超える都民ファーストの躍進、自民の大敗で幕を閉じた都議選。

その総括をした上で、これからの東京都議会と国政の行く末をチラッと述べてみます。

さてどうなるでしょうか。

 

都議選総括

2日の夜にも速報的に流していましたが

都民ファーストの会(以下、都ファ)の予想を超える躍進、自民党の歴史的惨敗

という結果になりました。

そんな中、毎日新聞からおもしろい記事が出ていたので載っけます。

 

▼<都議選>自公協力なら自民12議席増 毎日新聞試算(’17/7/5)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170705-00000091-mai-pol

 

記事の最後にもありますが

”通常通り”公明党選挙協力を得ていたとしても

過去最低の38議席に届いていなかった。

という記事です。

それだけ自民党への逆風が強かったということだと思います。

個人的には連立政権を組んでいる公明党はなぜ不問に付されたのか疑問が残るところではあるのですがそこに言及しだすとややこしくなるので今回はふれません。

小池人気にのみあやかった都ファの台頭
公明党の支持基盤である創価学会の集票力の大きさ
国政での失策による都議会自民党への猛烈な逆風

あたりがポイントでしょうか。

とりあえずざっくりではありますが、そんな都議選総括です。

 

都議会の行く末

躍進した都ファ代表の小池知事が選挙終了後早々に代表辞任を発表しました。

その理由が「二元代表制(前回記事参照)への懸念に配慮」だそうですが、

 

▼小池知事、都民ファーストの代表辞任へ 「二元代表制への懸念」に配慮(’17/7/3)

http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/02/story_n_17373542.html

 

そんなこと選挙の前から十分に指摘されてたわけで、

聡明なるほぼヨコ読者諸兄姉に置かれては

「おいおい、今さらかよ」

と壮大に突っ込みを入れてくれたことだろうと思います。

ありがとうございます。

 

都ファの当選者は政界経験がない、もしくは少ない人が多いため

議論ができるか、都や選挙区の問題を把握できているか等不安もありますが、

情報公開の徹底を標榜していますし閉鎖的な議会に新しい風を吹き込んでくれる可能性も大いにあります。

都民の代表として選挙区の代表として小池知事を厳しくチェックしてもらいたいなと思います。

不安はたっぷりですが。

 

国政の行く末

最後に国政です。

 

最大の争点は「次回の衆議院選挙がいつになるか」ということです。

前回選挙が2014年12月。

衆議院は任期4年ですので、遅くとも来年には総選挙となります。

ポイントは、『政権支持率はどこまで回復するか』です。

安倍政権の強みは高支持率を背景とした選挙での強さでした。

支持率が回復しないようであれば党内での安倍おろしの動きが活発化するでしょう。

 

現政権としては、

「都議選後に高支持率を保ったまま衆議院選でも圧勝、悲願の憲法改正へ」

という青写真を描いていましたが、

 

▼公明代表、憲法改正「政権の課題ではない」(’17/7/5)

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS05H14_V00C17A7EAF000/

 

という発言も与党内から出てきており

完全に目論見がはずれる結果となっています。

局面はまだまだ流動的ですが今年いっぱいは衆議院選はないだろうと考えています。

わかりませんが。

 

ちょっと足早でしたがそんな感じです。はい。