ほぼ週刊よこやま

ある一人の友達のために始めたニュース解説記事。私の視点から見えるもの。

【衆議院選雑感】

急に解散風が吹いてきたと思ったら、

明日どうやら衆議院解散の運びとなりそうです。

維新を除く野党4党は衆議院議長に審議の開催を申し入れたそうですが

100%審議は行われず所信表明演説も何もないまま解散となります。

というのも開いちゃうとそこで野党が共同で内閣不信任案を出すことが想定され、

不信任案を秘訣すれば解散の理由なしとなりますし可決すれば信任するに値しない内閣だという烙印を与党自らが押してしまうことになるからです。

こういう細かいやり取りも興味深いものです。

 

今回の衆議院選に向けて様々な情報が飛び交っていますが

今のところ私が得ている情報から今後どう展開していくかを妄想していきます。

 

解散に至った経緯

衆議院の任期は4年で前回選挙が2014年12月だったので任期をあと1年ちょっと残しているわけですが、政権与党は政治基盤を盤石にするために”勝てそう”なタイミングを狙って衆議院を解散し選挙を行います。

これについても「国民のためになっていないのではないか」等々の議論がありますが今回は不問に付すこととします。

日本ではそういうものだということです。

今回の解散は与党内にも異論があったそうですが安倍首相やその側近数人で決めたと言われています。

ポイントは、

・森友、加計の両問題

・小池新党の動向

の2点。

 

前回国会では森友、加計問題が政権の打撃となり支持率が急降下しました。

閉会中ということもあり支持率が回復基調の中、同じ轍は踏みたくなかった。

というのが1点。

そして都議選で都民ファーストの会を率いて躍進した小池百合子都知事が立ち上げると噂されていた国政新党に準備する時間を与えたくなかったという部分がもう1点。

これらの点を鑑み、早期の解散に打って出た。

というのが大勢かなと見ています。

ちなみに安倍首相は勝敗ラインを『自公で過半数』に設定していますが、現状2/3を占める中大幅に減らすこととなるため足元が揺らぐのは確実でしょう。

 

小池新党はどうなるか

本日17時時点で民進と希望の連携という話が上がってきています。

 

民進、希望と連携合意 前原・小池両氏、統一名簿を模索(’17/9/27  15:15)

http://www.asahi.com/articles/ASK9W46MHK9WUTFK00G.html?iref=twitter

 

希望の党の最大の弱点は地方に支持基盤がないことでした(と私は考えていました)。

国政選挙となれば地方にも大量の人員が必要となります。

できたてホヤホヤの政党が地方でその人手を集めるのはほぼ無理だと思っていましたが、民進党との選挙協力が可能なのであればその問題も解決できます。

小池氏自身は都知事職の辞任は否定していますが、状況が整い過半数を取れる見込みが出てくれば出馬は十分有り得ます。

彼女の最終目標は総理の座ですから。

 

民進党代表の前原氏は明日の両議院総会で方針を説明するとしていますが、民進党内にはリベラル派を中心に希望との連携を望まない人も多くまだまだ状況は予断を許しません。

28日解散、翌月10日公示、22日投開票

というスケジュールだそうですが、

10日の公示日まで何が起こってもおかしくないと思っています。

 

というわけで本当にダダっとで読みにくいとこもあるかもしれませんが、

一応今回の衆議院選の今のところの雑感です。