【施政方針演説より読み解く今後の政権運営ー2019年通常国会①】
今年は出だしから色々ありすぎてすっかり遅くなりました。
通常国会始まる前に統計不正ですよ?
ありえないですよね(ありえない)。
けどこれやるって言ったんでちゃんとやらないとですし、
個人的にもおもしろいから好きなんですよね。
だからやります。
施政方針演説の内容
▼第百九十八回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説
1.天皇退位
平成を振り返った後に読んだ一首が後に波紋を呼ぶことに。
「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」
2.社会保障
昨年は3番目だったので一つ繰り上がりました。
・教育無償化
・女性活躍&昨年の”働き方改革法案”の成果
3.経済問題
・デフレからの脱却(アベノミクスの脱却)
・技術革新の社会利用
・中小事業者支援
4.地方
・農水産業の輸出促進
・観光政策の成果
・移住促進
・防災のための取り組み
・東日本大震災の復興
5.外交
・TPP、日欧EPA
・日米同盟
・日中、日露、日朝関係
となっております。
さすがにこのシリーズも3年目になって、
政府がどういうことやって行きたいかということがわかるようになってきました。
正確な内容は演説本文に譲るとして、
とりあえず今年も去年との違いを書いていきましょう。
今年の特徴
一番初めに触れられている天皇の退位と新天皇の即位は今年ならではでしょう。
それはさておき。
昨年のラインナップはこんな感じ。
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1.明治150年
・全ての人材の活用
2.労働問題
・長時間労働の是正
3.社会保障
・社会保障制度の転換
・介護人材、保育人材への言及
・教育の無償化
4.経済問題
・アベノミクスの成果
・中小企業への支援拡充
・法人税の減税
5.地方
・林業の大規模化
・農林水産物の輸出促進
・観光業の促進(IR=カジノ含む)
・東北の復興
6.外交
・TPP等の貿易協定の推進
・北朝鮮への対応
・防衛力の強化
・日米同盟の深化
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詳しくは以下記事で。
昨年も書きましたが基本的に政治的スピーチは
『重要であると考えている順』に言及していきます。
昨年は経済界の悲願であった労働法制をいじり、
過労死ラインを越えても残業ができるようにしました。
今年は財務省の悲願だった消費増税とそれに伴う社会保障費の削減が押し出されています。
ダダっと書いた中からはちょっとわかりにくいんですがそんな感じなんです。
次回以降、その中身について触れていこうと思います。
ひとまず、ここまで。