ほぼ週刊よこやま

ある一人の友達のために始めたニュース解説記事。私の視点から見えるもの。

【ヨコヤマが選ぶ2018年の10大ニュース】

今年もやります!!ヨコヤマ的10大ニュース!!

調べてみたら、今年1年間で523件のニュースをお届けしていました。

その中から社会に与えた影響が大きいなと思える10個のニュースをピックアップします。

完全に主観です。ほぼヨコ自体主観なんですけどね。

去年は日付順でしたが今年はランキング形式でお届けします。

 

ランク外だけど…:北方領土問題の”進展”

 

第10位:自民党総裁選(安倍総裁の三選)

 

第9位:年始・年末の株の乱高下

 

第8位:沖縄県知事選(翁長氏急逝からの後継者の当選)

 

第7位:改正入管法含む臨時国会の政府/与党対応

 

第6位:米中貿易摩擦

 

第5位:働き方改革国会(通常国会)でのデータ不備問題

 

第4位:米国中間選挙(トランプ政権にブレーキ)

 

第3位:南北関係の劇的な改善(歴史的な南北首脳会談、米朝首脳会談へ)

 

第2位:公文書の改竄

 

第1位:#MeToo運動、”マイノリティ”の存在感

 

 

以下にちょっとした説明とその理由を書いていきます。

 

北方領土問題の”進展”》

日本側から言えば”後退”になります。

北方4島全島の返還もあり得る93年宣言(いわゆる東京宣言)から約40年ほど交渉を巻き戻し56年宣言を前提にロシアとの交渉を行っていくと名言。

この間の関係者の努力が水泡に帰すこととなりました。

自分が当事者だったら1ヶ月は立ち直れないレベル。

 

 

自民党総裁選(安倍総裁の三選)》

今秋行われた総裁選は、『連続3選禁止』の党内ルールを自ら変更して挑んだ総裁選でした。

負けるわけには行かない中無投票に持ち込もうとしましたが石破氏が出馬。

その後も圧力をかけたりとなりふり構わない選挙戦を行いましたが地方票で”善戦”を許すこととなりました。

最近はひっそりしていますが党内パワーバランスが微妙な変化を見せた瞬間でした。

 

 

《年始・年末の株の乱高下》

今年2月頃と12月頃に急激な株安を引き起こしています。

どちらも米国発のもので日本株が引きずられている形になっています。

株と国債を大量に買い込んでいる日銀としては株安は避けたいところですがポジティブな材料は見当たりません。

来年以降も一喜一憂することになりそうです。

 

 

沖縄県知事選(翁長氏急逝からの後継者の当選)》

元々今年11月に行われる予定だった翁県知事選。

翁長氏の急逝により急遽9月へと繰り上がることになりました。

生前のコメントの中で翁長氏の”後継者”として指名された玉城デニー氏が過去最高得票で当選し沖縄は再び政府と”対決”する構図に。

地方自治って言葉があってですね…と小言を言いたくなるのですが政権としては痛手となりました。

 

 

《改正入管法含む臨時国会の政府/与党対応》

こんな杜撰な国会運営過去に見たことありません。

入管法は国の移民政策の根幹を、漁業法は国の漁業の根幹を、水道法は国の水道の根幹を…定める法律であるにも関わらずろくに立法事実もデータも提供されず、挙げ句、詳細は省令等で決めますって言われちゃったら国会いらないよねって話になりますよね?

ということで愕然としました。

改姓入管法は来年4月施行らしいのですが今から不安いっぱいです。

 

 

《米中貿易摩擦

トランプが急に言いだしたんですよね。

「中国製品に関税かけるぞー!」って。

日本も関税かけられちゃいましたしね。

国内総生産1位と2位の壮絶なチキンレースで世界的にあおりを受けています。

年末にHuaweiのNo.2がカナダで拘束されて、その報復として中国でカナダ人が拘束されてとまだまだ終わりそうにありません。

来年以降も引っ張られる問題になりそうです。

 

 

働き方改革国会(通常国会)でのデータ不備問題》

過去記事でかなり取り上げたのでことさら説明することはないと思うのですが(2月18,20,22,28日の記事参照)、裁量労働制に関してめっちゃくちゃ適当なデータをあげてきたという問題。

www.hoboyoko.xyz

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なんのための行政府だよと思わされる問題でしたがこの後の出来事に比べたらまだましだったなと思えます(絶対あかんねんけど)。

数や長期化に対する”驕り”が明確になった瞬間でした。

 

 

《米国中間選挙(トランプ政権にブレーキ)》

事前の予想は「上下院で民主党過半数ありえる」だったのでトランプ政権としては粘ったほうではありますが、

これまで議会の”数の力”を背景に2年間やりたいことをごりごりやってきたトランプとしてはフラストレーションが溜まることでしょう。

打開策として外交政策に力を入れることになり、来年以降、米中間での貿易に関するつばぜり合い、日米間でのFTAを巡るやりとりが活発になっていくと思います。

日本は農業を含む自国の利益を守れるのか。

 

 

《南北関係の劇的な改善(歴史的な南北首脳会談、米朝首脳会談へ)》

何回も何回も言いましたが、まさかこんなことが起こるなんて思ってもみませんでした。

10年分くらいの進んだ感じ。立役者は韓国の文在寅です。

米朝首脳会談なんて「ほんとにあったんかな?」ってネットで調べ直しましたからね。

最近はあまり動きがないので情報得れてないですが年明けからまた動くんじゃないですかね。

わかんないですけど。

 

 

《公文書の改竄》

これ!!これよ!!

もうね、絶望しました。ほんとにやってたの?って。ほんとにこんなことしたの?って。

こっちも「ほんとにあったんかな?」ってネットで調べ直したんですけどやっぱりありました。

文書行政って人類が積み上げてきた叡智なんですよね。

どれだけ適当なこと言おうが雑なデータ出そうがこれだけは絶対やってはいけないことなんです。

「人を殺すこと」とかと同じレベルでやってはいけないことが「公文書の改竄」です。

すごくすごくショックでした。これは実質1位です。けどあまりにも希望がないのでやめました。

 

 

《#MeToo運動、”マイノリティ”の存在感》

世界的に去年から引き続く動きではありますが、日本国内で過去これだけ女性や性的少数者への社会的な差別や抑圧が可視化されたことはなかったと思います。

医大の入試問題やLGBTの”生産性”問題などがきちんと叩かれていることに希望を見出します。

政治や組織は相変わらず男性優位で動いていますが、”消費”に関しては間違いなく女性が牽引しています。

資本主義社会における”消費”は力となります。

その空気を敏感に察知したところから少しずつ変わり始めており、政治も組織もこれまで以上に女性が影響を与えることになるでしょう。

 

 

 

以上、ヨコヤマ的10大ニュースでした。

振り返るながら今年は過渡期感をむんむんと感じるような1年だったなーと思いました。

来年はどんな1年になるんでしょうね。

皆様よいお年をお迎えください。