【第2回米朝首脳会談とアメリカの政治と】
現在話し合いの最中で、この後記者会見だとされています。
といったところで会見が始まりました。
だいたいの話を聞いたのでさっくりまとめておきます。
《目次》
今回のポイント
米側
・北朝鮮の非核化をどこまで進められるか
北朝鮮側
・経済制裁の解除
が大きなポイントでした。
結論
会談が始まる前は、
『合意文書への署名』
『合同記者会見』
があるものとして報道されていましたが
結局それらは行われず、
トランプが記者会見を開き終わりました。
”合意できず”
ということだそうです。
▼米朝首脳、合意できず=核交渉の行方不透明-具体的行動と見返りで対立か(’19/2/28)
記事タイトルは”対立”となっていますが、
会見を見た感じだとそこまでではなく、
『お互いの思惑が一致しなかった』
というあたりだと思います。
あくまで関係性は継続する。と。
トランプ:会談前のゴタゴタ
Twitterには流しましたが、
昨日トランプの元顧問弁護士だった
”マイケル・コーエン”
という人が、アメリカ議会でトランプに関する”証言”を行いました。
▼コーエン被告の証言要旨、「トランプ氏は詐欺師」(’19/2/28)
コーエン被告の証言要旨、「トランプ氏は詐欺師」 (写真=ロイター) :日本経済新聞
アメリカではむしろこちらの方が注目されていて、
トランプは諸々の問題について説明を求められることになります。
▼ハノイ米朝会談をトップニュースから吹き飛ばした「コーエン証言」の衝撃
そんな中での今回の会談だったので、
”話題作り”のためにも大きく譲歩したりすることもあり得ると思ってたんですけど
合意せず。でした。
ちょっと意外。
また後で、結論などを書き足します。
いったんここまで。
(3/3追記)
米朝の今後
時間がたって色んな情報が出てきました。
一番大きいのはここ。
ということです。
▼米朝首脳会談 食い違う「全面制裁解除」と「部分制裁解除」(’19/3/3)
トランプは会見で
「北朝鮮は制裁の”全面”解除を求めた」
と言いましたが、
北朝鮮は
「求めたのは”一部”解除だ」
と主張しています。
たぶん、ですけど、北朝鮮の言ってることの方が正しいと思います。
北朝鮮の主張というか思惑は以前に書いてるのでご高覧くださいませ。
北朝鮮は「せーの」で核を放棄するのを嫌がってるんですよね。
だから、それを要求されるような”全面”解除は求めないと思います。
言われてみて気づきました。
1年前にこんな妄想してたのに。
ということは、
米朝関係は暗礁に乗り上げた可能性もなきにしもあらず。
です。
ただ、
- 全面的に”ケンカ別れ”と報道されていないこと
- 第3回米朝首脳会談に含みをもたせたこと
で、この先は実務者レベルでギリギリ詰めていくことになるんだと思います。
米朝関係は少し停滞しそうですけど、
今までが早かったとも言えるかもしれません。
ゆっくり、着実に進めて行ってもらえればなーと思います。
色んな”考察すべきこと”をすっ飛ばしてるので
甘いとこも多いと思いますけど現状はこんな感じだと思います。
ひとまず、このへんで。