【安倍総理は平昌オリンピックの開会式に出席すべきか】
そういえば、ある方から「安倍総理は平昌オリンピックの開会式に出席すべきか」と質問をいただいておりました。
最終的に出席するとの決断を行いましたが、私見を述べておきます。
▼安倍首相、平昌五輪の開会式出席を表明(’18/1/24)
https://jp.reuters.com/article/abe-pyeongchang-idJPKBN1FD06D
私は出席すべきだと考えていました。
欠席するに値する理由がないからです。
今回首相が「欠席も辞さない」としていた理由は朴槿恵前政権が日本と結んだ最終的かつ不可逆的とした『慰安婦合意』に文在寅(ムン・ジェイン)現大統領が言及したことです。
しかしながら文氏は『合意の再交渉や破棄はしない』と明言しています。
韓国世論に向けて「日本が心から謝罪してこそ(元慰安婦の)おばあさんたちも日本を許せるだろう」と発言したのみでこれが日本では”追加措置”と報じられています。
▼慰安婦合意「間違った結び目」文氏、日本に謝罪要求(’18/1/10)
https://mainichi.jp/articles/20180110/k00/00e/030/245000c
そもそも文氏が言及しなければいけなくなった背景には合意後、ロサンゼルスの慰安婦像問題やそれに端を発した大阪市の姉妹都市解消騒動など日本側が慰安婦問題を矮小化ないしは否定するような言動をとっていたからです。
日本の報道機関では韓国が蒸し返したかのような印象になっていますが、国際社会の視点としては”逆”です。
これ以上話を進めると膨大になってしまうのでこのあたりでとめておきますが、最近つくづく日本の報道だけを追っていても時流を読み違えるなと感じています。
慰安婦問題等は政治的にかなりセンシティブ(になってしまっている)なイシューでなかなか触れにくいのですが事ある毎に触れていければと思います。
随分はなしがそれてしまいました。
以上のことからこの問題では『欠席』の理由足り得ないんです。
時期夏季オリンピック開催地の首相としてリオオリンピックの閉会式には張り切って参加した安倍氏が、冬季だからといって平昌オリンピックの開会式に出席しないとなれば世界から”どう”見られるかは聡明なほぼヨコ読者諸氏(言いたかっただけ)にはご理解いただけるかと思います。
そういうことです。
よって、安倍氏は平昌オリンピックの開会式に出席すべきである。と私は結論付けましたのでここにご報告しておきます。