【衆議院選予測】
前回同様選挙関連です。
国政選挙はどうしても気になってしまうので多くなりがちです。
来月の22日までどうぞご容赦ください。
前回からこれまでで起こった出来事
この日(28日)に最も注目を集めたのは民進党の動向でした。
衆議院解散後、衆参両院の議員が集まる会合で
希望者全員の”希望の党からの公認”を条件に合流を発表。
全会一致の合意を取り付けます。
民進と希望が合流することで希望の党のネックであった『人と金』の問題が解消。
小池人気も後押しし、「過半数を取るかもしれない」という期待がもたれ始めました。
が、
・集団的自衛権の行使を容認する安保法制の堅持
・戦力の不保持を謳った9条2項削除を柱とする憲法改正
この2点の容認を党公認の条件とし
▼小池氏「全員受け入れ、さらさらない」 選挙前に民進を厳選
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201709/CK2017092902000300.html
▼「リベラル派は排除する」 希望・小池百合子代表が明言
http://www.sankei.com/politics/news/170929/plt1709290064-n1.html
との発言を受け民進党の支持基盤である連合も
「話が違う」と不快感を表明しています。
▼調整不調でまた新党も?混迷深まる合流構想
http://www.news24.jp/articles/2017/09/29/04373867.html
ここにきて小池氏とは政治思想が違い公認されない可能性のあった民進・自由党のリベラル派が次々に無所属での出馬を表明しており、新党結成の可能性も出てきました。
▼枝野氏、無所属での立候補を検討
https://this.kiji.is/286544496957883489?c=39550187727945729
民進・自由との選挙協力(いわゆる野党共闘)を行なっていた共産・社民は今回の選挙戦でも連携していくことを確認。
http://www.sankei.com/politics/news/170929/plt1709290107-n1.html
「重大な背信行為。」
として強く非難した上で
「希望の党公認候補が出馬する選挙区には対抗馬を立てる」
としつつも、
「無所属での出馬車には候補の一本化など選挙協力を考える」
と柔軟な姿勢を見せています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170930-00000057-san-pol
とりあえずこの辺がこれまでの流れです。
今後の展開とポイント
かなり難しいんですが、今ある情報から今後の展開とポイントを列挙してとりあえず終わろうと思います。
与党から。
”勝敗ライン”を自民公明での過半数の233(今回選挙から定数10減で総数が465議席に)としていますが現在が322議席ですので80以上の減少を覚悟しているということです。
万が一自公で過半数を越えないとなると安倍首相の責任問題に発展することは確実で、ポスト安倍を巡る争いになるでしょう。
この場合、石破氏、岸田氏あたりが有力候補になってくると思います。
公明は支持基盤が盤石なので取りこぼしはまずないでしょう。
野党。
最大のポイントは小池氏が出馬するかどうか。
小池氏は今のところ否定していますが、彼女自身が出ない限りそこまで票は集まりませんので、私は出馬するだろうと見ています。
タイミングは都議会が閉会する5日が有力です。
つい先ほど、希望の党の若狭氏が
▼希望・若狭氏、過半数擁立にこだわらず
https://www.nikkei.com/article/DGXLNS0040002_30092017000000/
と表明しました。
これまで『政権選択選挙か』と騒がれていましたがこれでトーンダウンすると思います。
後は枝野氏筆頭に民進リベラル派が新党を結成するかどうか、結成できたとして、共産・社民とどこまで選挙協力できるかです。
万が一比例代表の統一名簿が作られればリベラル派の受け皿になることは確実です。
さて、今回の選挙戦、最大のポイントは「どこまで投票率が上がるか」だと考えています。
『投票率が上がれば上がるほど自民が減り希望含め野党が増える』
という展開になると思います。
『自公でギリギリ過半数に届かない』
が個人的な見立てです。
さてどうなるでしょうか。