【3Dプリンターが製造業のあり方を変える】
うっかりインフルエンザにかかっちゃってようやくほぼ全快のよこやまです。
今年はB型が流行ってるそうですよ。
皆様お気をつけください。
せっかく年始の1発目なので社会が変わりそうな感じの話題を。
特にエビデンスとか上げずに書いていきますので疑わしいと思ったところは各自で適宜補足してもらえれば幸いです。
はじまり
先日、金型に詳しい友人とご飯を食べていたときのことでした。
「これから製造業は大きく変わると思うよ。
金型が必要なくなる時代がくるかも知れない(意訳)」
というようなことを言い出しました。
金型とは工業製品を生産する際に用いられる型のことで、この型に金属を押し付けて(プレスして)様々な形の部品を作るんだそうです。
金型の出来が製品の出来を大きく左右するそうでとっても重要なものなのだそうです。
いずれにせよ工業製品の製造は金型ありきで進められている現在ですが、それが必要なくなるかもしれないというんです。
3Dプリンターの急速な発展
その”理由”となるのが3Dプリンターです。
さすがにみなさん3Dプリンターご存知だと思いますけど、一応説明しておくと、平面での印刷ではなく立体的な”モノ”を印刷することができる機械です。
わからなければググってください。お願いします。
3Dプリンターが社会的に脚光を浴びたのは2013年だと言われています。
この年、オバマが一般教書演説で、
“ The 3D Printing that has the potential to revolutionize the way we make almost everything.”
(3Dプリンターはものづくりに急激な変化をもたらす可能性がある)
と言及しました。
これは2005年に3Dプリンターそのものの、そして2009年に印刷方法にかかる特許が切れたことに端を発します。
誰でも特許料を気にせず作ることができるようになった。
ここから3Dプリンターの低価格化が始まります。
それまで1基数百万円だったっものが今では数万円程度で手に入る用になっています。
素材として使われる素材の価格は低廉化し、強度に関しても鉄と遜色ないもしくはそれ以上のものも出てきているそうです。
アイデア次第で誰でもモノづくりが出来る時代に
この話を聞いた時、高校の世界史で習った「活版印刷」を思い出しました。
中世ヨーロッパでは活版印刷の出現により
これまで超高級であった”書物”が広く市民に普及されるようになりました(確か)。
3Dプリンターは”モノづくり”を広く普及させることになると思います。
これまでモノづくりには莫大な投資が必要でした。
金型もそうですがそれを扱う様々な機械、動かすための施設…等々。
その資金を回収するために一つの商品をたくさん作ったわけです。
が、3Dプリンターで全てできるようになるのであれば初期投資がぐーんと下がります。
とりあえず1つ作ってみよう。みたいなこともできます。
”モノづくり”のハードルが一気に下がるわけです。
これから先、『個人宅の一室で作りました』みたいな”工業製品”がどんどん出てくるでしょう。
大手メーカーも製造方法をどんどん変えていくと思いますしそれに伴い”部品”の製造をしている会社も転換をせまられます。
現在”ウェブ”界隈で起こってるような変化が、製造業でも起こってくることでしょう。
個人的には楽しみなのですが、戦々恐々としている人たちは少なくないと思います。