【税について②】
続きです。
前回は「税って大事だよね。そうだよね。」という
国税庁の回し者ばりの話をしました。
けど支払いたくない。だって還元されなさそうだから。
というわけでどうすれば不信感を払拭できるのか。
的な妄想をつらつら書いていこうと思います。
政治家不信の払拭
税は広く国民から集められた後、
国会や地方議会での議論の後に使い道が決められています。
要は政治家が税金の使い道を話し合って決定するのですが、
その決定する人たち(=政治家)への不信や不満はかなり多くの人が抱いていると思います。
『税の使途を決定する人』に対して不信を抱いている状態で
『税そのもの』への不信を払拭できるとは到底思えません。
では政治家への不信を払拭するにはどうすればいいか。
都民ファーストみたいなこと言うのすごい嫌なんですが
徹底的に情報公開することしかないと思います。
議員報酬は地方議員のお給料ということでとりあえず置いておいて、
全議員の政務活動費(=議員の活動のために支給されるお金。もちろん税金。)を何にどれだけ使ったかという情報開示が必要だと思います。
(というか、政務活動費は使った分の領収書を自治体に申請して後払いでいいと思ってるんですけどそうはならないのは事務手続きが煩雑になるからなんでしょうか。わかんない。)
政治家には緊張感を持ってもらう。
有権者には政活費の使われ方等々を通じて政治家活動を知ってもらう。
ということで政治家不信を払拭できるのではないか。というのが1点。
増税の理由を明確にする
もう1点は税の使途を明らかにした上で徴税すること。です。
「それ当然でしょ?」
と言われれば当然なんですけどそうなってないのが現実です。
消費税導入の際、消費税法の1条2項で
『年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てるものとする』
と定められましたが、3%が5%になり8%になってもまだ足りないと政府は言います。
(足りない理由はその裏で法人税がガンガン引き下げられてるからなんですけどこれはまた別の機会に取っておくとして…)
増税って基本的に嫌われる政策なので政府与党も野党もあまり言おうとしません。
だけど、
『これぐらいの税金納めてもらったらこういう社会になります』
というビッグピクチャーがなければ税金納めようという気になりませんよね。
例えば、
「◯税を□%上げます。皆さんの負担は大体△円くらいです。その財源で保育園の無償化、学校給食の無償化を行います。」
と言われたらみんな気持ちよく払うと思うんです。
そうやって一つ一つ積み重ねていけばたとえ税率があがったとしても
納得して納税すると思います。
実際、ノルウェーなどはそうやって増税に対する社会的コンセンサス積み重ねていくことで現在の税率まできたそうです。
上の部分とかぶるところはありますが、税の使途を明確にする。ということも必要なことなんだと思います。
結局は、民主主義の根幹である情報公開の徹底というところに落ち着いてしまいました。
まとめ
というわけで、すごくお茶濁し的な結論になって恐縮ですが、
『私達一人一人が自分事と捉えて、政治に参画していく』
以外に方法はないんじゃないかなーと思います。
おもしろくない結論ですけど、ここしかないのかなーと。
とりあえずの結論として、これからも考え続けていければなーと思いますし、事あるごとに情報提供できればなーと思います。
こちらからは以上です。