【税について①】
すごい固いタイトルですねー。
もう私の頭さながらに固い。
政治の世界も激動なんですがとりあえずそちらからは離れてそもそも論に立ち返ってみようと思います。
先に言い訳しておきますが、私この分野は(も)門外漢ですので、ずれた議論になるかもしれません。
その際は間髪入れずに突っ込んでいただければと思います。
税とは
国税庁のホームページを見ると、
『わたしたちが納めた税金は、「みんなのために役立つ活動」や、「社会での助け合いのための活動」に使われています。そのために必要なたくさんのお金をみんなで出し合って負担するのが「税金」です。』
とあります。
国が国民から薄く広く税を集め適切に配分することで
私たちは公的サービスを、無料もしくは格安で受けることができ
社会インフラを整備することができたし維持することができています。
税に対しネガティブなイメージを抱きがちですが、
税がまったくない世界では、
道路や水道等のインフラはそれらの整備に尽力した一部特権階級のモノとなり
火事や事故が起きても被害者の資産の多寡(お金を持っているかどうか)で消火・救急活動の優先順位が決められ
教育は完全自己負担となり社会は荒れ放題。
金持ち達が財産を守るためにそれぞれ自警団を結成する。
法やルールはなく、格差は広がり続けるという地獄絵図になると思います。
そうならないために様々な税制を用意し不公平にならないように徴税されています。
公的サービスが多様化・細分化している現代では当然かかる経費も上昇します。
つまり増税必至です。
が、”増税”と聞けばつい反発したくなります。なりますよね。なるなる。必要なものなのに。
”税”への抵抗感の根源
私たちはなぜ税に抵抗感を持つのか。
それは、
『徴収された分が還元されていると思えない』
という一言に尽きると思います。
直近で言えば3年前の4月に消費税が5%→8%に増税されました。
百均での支払いは105円→108円になり
300円でお釣りをもらえていたスタバのコーヒーSサイズは302円になりました。
出ていくお金が増えたという実感はありますが、
それが還元されているという実感はまったくありません。よね?
増税されて社会保障が手厚くなったとか学校教育が良くなったとか行政サービスが改善されたとかそんな話聞いたことないし実感もないですよね?
むしろ増税されたのに変わらない、もしくは悪くなっている気すらする。
増税されても取られるばっかりで損をする。
という感覚があるから税に対して強い抵抗を抱くんだと思います。
税がなければ様々なサービスを行うことができない。
だけど税はなるべく支払いたくない。
という矛盾した状態になってしまっています。
地獄絵図にならないためには私達が税に対して抱いてしまっている不信感や不公平感を払拭することが大事だと思いますがそれってどうしたらいいの?
みたいな妄想を次回書いてみようと思います。