ほぼ週刊よこやま

ある一人の友達のために始めたニュース解説記事。私の視点から見えるもの。

2021年10大ニュース

毎年恒例の10大ニュース2021年版やっていきます。

去年もそうでしたがランキングじゃなくて列挙するだけにします。

民主主義が試される年だったなーという気がしています。

今年は音声がついちゃうのもあるかも。

ということでそれではまいりまーす。

 

今年の10大ニュース

1.米国議事堂への襲撃

年始から衝撃でした。

まさか米国議会が”襲撃”されるなんて考えもしなかった。

トランプ氏は扇動したとされたとして弾劾裁判にかけられましたが無罪。

大統領選で「不正選挙があった」としたことが引き金になったと言われています。

まさか民主主義の国アメリカでこんなことが起こるなんて想像もしませんでした。

9.11以来テロとの戦いを行ってきたアメリカですが、現在米国政府は具体的な驚異として白人至上主義者や極右過激派を想定しています。

 

2.ミャンマーのクーデター

実はこちらも「不正選挙」を理由に始まったもの。

軍部が実力行使をし、民衆がそれに抵抗しています。

確か始まったのが2月。もうすぐ1年になります。

死者も数多く出ており気がかり。

ASEANも一枚岩ではなくどう解決に向かっていくのか道筋が見えません。

ほんと民主主義は一瞬で消えるんだなと思った出来事でした。

今年もできる限り追っていきたい。

 

3.香港の民主主義喪失

これが見てて一番つらかったかもしれない。

愛国者のみしか選挙に出馬できないってなったり言論の自由が奪われたり。

あっという間に民主主義が失われていってしまって、

ほんとにあっけないなって感じました。

こちらも今後も要チェック。

 

4.愛知リコール不正

民主主義の危機は対岸の火事じゃないんですよね。

日本も同じです。

ほんとまさかということが起こる。

無理を通せば道理が引っ込むの正しい使い方はわからないけれど、

自分たちの主張を押し通すためには何をしたっていいんだという傲慢さを私は感じました。

これもまだ判決は出てないし誰がどこまで関わってたかはわからないけれど

事務局長だけの責任でハイ終わりにするにはあまりにもな問題です。

 

5.ヤングケアラーの可視化

2021年はヤングケアラーに関してかなり言及してきたと思います。

「未成年者の労働搾取なのにヤングケアラーなんて言葉は生ぬるい」という主張もあるんですが、

私としてはまずはこうして名前がついて知られるようになったということが本当に素晴らしいなと思います。

これまで見えていなかったものが見えるようになるというのがどれだけ意義あることか。

次のステップはどのようにして解決していくか。

それには行政サービスを手厚くするしかないしそうなれば増税は必定。

税の議論からは逃れられないと思います。

 

6.課税逃れ防止へ世界一率の法人税の設定

たった15%であってもこれは本当に大きな一歩だと思います。

コロナ禍じゃなければなし得なかったことでしょう。

課税逃れをこのまま続けば富はいびつに偏り再分配されないまま。

というか課税逃れってフリーライダーなんですよね。タダ乗り。

それを許さないという意味でも意義ある一歩だと思います。

 

7.COVID-19&そのワクチンに関する色々

2021年もコロナの年でした。特に2021年はワクチンの年でした。

年始には中国製ワクチンを一部の人達が密かに接種しているという情報が飛び込んできましたし、

政府のロジスティクス的な弱さがあらわになり結果地方自治体が大変な思いをするというすごく日本的だなという光景を何度も見ました。

2022年もオミクロン株へ対抗するための追加接種が控えているわけでここでもロジスティクス能力が問われます。

昨年の経験が活かされるかどうか注目したいと思います。

 

8.アメリカ軍のアフガニスタン撤退

8月中旬頃だったと思いますがいまだにバイデン政権の足を引っ張ってます。

元々撤退時期は決まってたのでバイデンの失政と言えるのか?

という気もちょっとしますが副大統領時代に現地に行き撤退すべきだと感じていたとのことなのでその影響もあるのかもなという気はしています。

結果としてアフガンに大きな混乱をもたらしたわけでもう少しやり方があったんじゃないだろうかという感じはしますよね。

 

9.岸田総理の誕生&衆議院選挙

一国のトップの誕生というのはいつだって大きな出来事です。

”ついてない”と思われた岸田さんがまさかまさかで総理の座につきました。

本当にびっくり。総裁選があと1ヶ月遅かったらコロナも落ち着いて菅さん再任だっただろうねという話が出てるのでほんとついてる。

やっぱり大事なところで勝負し続けることが大事なんだなと。

衆議院選挙に関しては自民党大勝しましたが同時に不安な点も見えました。

こちらについては音声でしっかり話してるのでそちらで。

 

10.米中対立

2021年は米中の対立、特にイデオロギーと経済の分野での対立が明確になりました。

とはいえ環境分野では歩み寄りも見せたりと米ソ対立の時とはまた違う感じなのかなと。

その間にはさまれている日本は腕の見せ所だと思うし、こういうポジションで輝く国だよなって気がしています。

来年もこの2つの大国から目が離せません。

 

《番外編》

1.ヨコヤマ引っ越し

引っ越しました。

エポックメイキングな出来事です。えぇ。

 

2.国交省の統計不正

最後の最後におっきいの放り込んで来てくれたなって感じ。

たぶん通常国会でしっかり議論になるはずだろうから2021年の10大ニュースからは外しました。

統計をいじった先進国なんてほんとあり得ない。

失ったものは本当に大きい。

 

3.黒い雨訴訟

菅さんの功績はほんとこれに尽きるなと思います。

まだ長崎はどうなるのかという問題は残っていますが、

残された時間も少なくなっていたし原告はひとまずホッとしたんじゃないでしょうか。

 

4.金融政策で取り残される日本

明らかに欧米とは別の動きをしてるんですよね。

今はどことも金融緩和策をしてるんですがそのうち引き締めをしないといけないわけで、

その引き締めのタイミングと方法を模索しているんですね。

アメリカとヨーロッパは物価上昇にともなってその是正のための利上げを行うようですが日本はまだまだその状況にあらず。

この先どうしていくのかはまだ見えないままです。

今年にもつながっていく話ですが心配しています。